【第67回】 どうしましたか?
前回のメルマガでは医療関係の言葉をご紹介しましたが、ちょっと一般的な実用性に欠ける内容だったなぁと反省(笑)。
今回は自分の症状を医者に伝える時の言い方を勉強しましょうか。
中国の病院に行くと、医者(医生yī shēng もしくは 大夫dài fu)がこのように皆さんに聞くと思います。
哪儿不舒服?
năr bù shū fu
どこが気持ちよくないですか?(直訳)
これは、日本のお医者さんだと「どうしましたか?」という感じでしょうか。これを言われたら、自分の症状を説明しましょう。
● 発熱
「少し熱があるようです」というのを中国語では何と言うでしょうか。
我有点儿发烧。
wŏ yŏu diănr fā shāo
私は少し熱が出ている。(直訳)
日本語では「発熱」と言いますが、中国語では普通「发烧」なのですねぇ。面白い違いです。
ちなみに中国語で「发热fā rè」と言ってもいいようです。
● 咳
咳(セキ)のことを中国語では「咳嗽ké sou」と言いますね。これ、名詞としても使えますが動詞にもなります。たとえば:
・咳嗽得很利害。
ké sou de hěn lì hai
咳がひどい。
・有点儿咳嗽。
yŏu diănr ké sou
少し咳が出ます。
● 頭痛
頭が痛い時は何と言えばいいでしょうか。
・我头疼。
wŏ tóu teng
私は頭が痛い。
僕は北京に留学していたせいか「头疼」という言い方が定着してしまっていますが、南方や台湾などでは「头痛tóu tòng」という言い方が優勢なようですね。
これ、「头疼」で「頭が痛い」という「主語+述語」の構造なのかと思うと、この2文字で1つの形容詞(動詞)として使われることもあるようです。たとえば:
・我有点儿头疼。
wŏ yŏu diănr tóu téng
私は少し頭が痛い。
もし「头疼」が「頭が」+「痛い」という主述構造としてしか使えないのであるなら、「我头有点儿疼」としか言えないはずですが、「我有点儿头疼」とも言えるのですね。
また、発音も「tóu teng」と、「疼」は軽声で読まれることがあります。軽声は単独では出てこないわけですから、「疼」が軽声になっている場合は「头疼」で1つの単語と見ることができるわけです。
「结婚jié hūn」が中国語では「動詞+目的語」の構造をしているように、「头疼」も「主語+述語」の構造をしているのかと思ったら、「头疼」で1つの形容詞(動詞)として扱われる場合もあるのですね~。
一筋縄ではいかないです(笑)。
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プロフィール

- ■ 氏名
伊藤 祥雄(いとう さちお) - ■ 自己紹介
1968年生まれ 兵庫県出身
大阪外国語大学外国語学部中国語学科卒業
在学中、北京師範大学中文系に留学
大阪大学大学院文学研究科 博士前期課程修了
サイマルアカデミー中国語通訳者養成コース修了 - ■ 現在の仕事
通訳・翻訳業を行うかたわら、中国語講師、NHK国際放送局の中国語放送の番組作成、ナレーションを担当している - ■ 趣味
筋トレ、合唱 - ■ 著書
2004年
「文法から学べる中国語」
ナツメ社
2007年
「中国語!聞き取り・書き取りドリル」宝島社(別冊宝島)
「文法から学べる中国語ドリル」
ナツメ社
2008年
「ぜったい通じるカンタンフレーズで中国語がスラスラ話せる本」
永岡書店
「すぐに役立つ中国語の基本単語集」ナツメ社
2009年
「中国語検定対策4級問題集」
白水社
2010年
「中国語検定対策3級問題集」
白水社
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