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翻訳コラム

COLUMN

第59回地域団体商標がなぜ盛り上がっているか

2016.05.19
弁理士、株式会社インターブックス顧問 奥田百子

「能登ふぐ」という地域団体商標が登録されたニュースがあります(商標登録5,823,929号)。地域団体商標の制度は活発に利用され、盛り上がっています。特許庁ウエブサイトで特設のコーナーがあり、「地域団体商標事例集」も発行されています。
地域団体商標のニュースはなぜかいつも、暖かさと「ほのぼのさ」をあたえてくれます。「地域団体商標事例集2016」も地域団体商標をその指定商品である特産品と共に掲載しており、心がなごんできます。たとえばこの事例集P32〜35には「蒲郡みかん」(商標登録5140387号)の事例が載っていますが、第34ページには、「地域団体商標を取得している点を評価し、「蒲郡みかん」を学校給食に使用してくれるようになるなど、行政とより密な関係を構築することができるようになりました」とあります(「地域団体商標事例集2016」第1章34頁)。
「地域団体商標事例集2016」「第1章地域団体商標とはII.地域団体商標の活用事例」(経済産業省、特許庁)
(http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/files/tiikibrand_2016/12.pdf)
をご覧下さい。
地域団体商標が盛り上がった理由は、地域の特産品の名前だからです。高校野球が暖かさを与えるのも、皆の地元の学校が出るからです。
地域団体商標も地元の特産品の名称を商標登録し、しかも日本全国に商標権が及ぶ、それがこの制度の活発な利用につながったと思います。
地域団体商標を通して、商標の制度もさらに知られるようになったと思います。

翻訳

“Noto Fugu (pufferfish)" a regional collective trademark was reportedly registered (Trademark Registration No. 5823929). A special corner (column) for regional collective trademarks has been established on the JPO website, and a booklet entitled “Cases of Regional Collective Trademarks" has also been published.
Such news of regional collective trademarks somehow always tends to give me a mellow and heartwarming feeling. “Cases of Regional Collective Trademarks in 2016" publishes regional collective trademarks along with their designated products, which really touches my heart. For example look at the case of “GAMAGORI MIKAN" (Japanese trademark registration No. 5140387) published on pages 32 to 35 of this booklet.
Take a look at “Cases of Regional Collective Trademarks in 2016", Chapter 1 “What is a Regional Collective Trademark?, II. “Cases of Utilization of Regional Collective Trademarks" (Ministry of Economy, Trade and Industry, and Japan Patent Office)
(http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/files/tiikibrand_2016/12.pdf)
Perhaps the reason such trademarks are gaining popularity is because they are local name brands. A national High school Championship is very heartwarming, and rightly so because it is a championship of nationwide high schools.
Registered regional collective trademarks have rights which stretch throughout the entire country, and this is why I think this trademark system is so widely used. It is through registration of these regional collective trademarks, that the trademark system will become even more well known.

奥田百子

「もう知らないではすまされない著作権」(奥田百子監修、中央経済社)3月19日発売!

東京都生まれ、翻訳家、執筆家、弁理士、株式会社インターブックス顧問
大学卒業の翌年、弁理士登録
2005〜2007年に工業所有権審議会臨時委員(弁理士試験委員)

著書

  • ゼロからできるアメリカ特許取得の実務と英語
  • 特許翻訳のテクニック
  • なるほど図解著作権法のしくみ
  • 国際特許出願マニュアル
  • なるほど図解商標法のしくみ
  • なるほど図解特許法のしくみ
  • こんなにおもしろい弁理士の仕事
  • だれでも弁理士になれる本
  • 改正・米国特許法のポイント