紫嵐(ズーラン)の祈り(上) 表紙

オオカミ王は、おまえよ。
さあ、奪いなさい!

嵐のように激しく、切ないまでの母の想い──
亡夫ヘイサンが手にすることができなかったオオカミ王の座を、わが子に取らせるべくあらゆる手段を講じる母オオカミ、ズーラン。
度重なる悲劇に見舞われ、どうしようもない喪失感と悲しみに襲われながらも、なんども自らを奮い立たせる。
それはオオカミとしての本能か、母の愛ゆえの執念なのか?

中国動物小説の巨匠、
沈石溪の代表作、ついに登場!!

動物の本能や生活習慣の描写を通じて、自然の中での残酷で熾烈な淘汰と生き残りへの強烈な欲望を鮮烈に描いた中国のベストセラー作品が日本に上陸。

著者 沈石溪氏 インタビュー

著者:しん石溪せきけい

1952年、上海生まれ。動物を主人公とする小説を多数発表し、「動物小説大王」と称されるようになる。本書『紫嵐ズーランの祈り』は、500万部を超すベストセラーとなった。教育界からも呼び声が高く、小学生、中学生向けの教材にも採用されている。動物の本能や生活習慣だけでなく、自然淘汰の残酷さと熾烈さ、動物たちの生き残りへの強烈な欲望、さらには生命の美しさや醜さ、善と悪といった、人間の行いにも通じるテーマがリアルかつ細やかに描かれているのが特徴的である。自然界の知識と物語性が融合した、哲学的な深みのある作風は、児童文学というジャンルを越え、あらゆる年齢層の読者を魅了している。

  • 訳者:光吉さくら、ワン・チャイ
  • カバーイラスト:わたあめ

中国で600万部販売。
動物小説の定番『紫嵐ズーランの祈り』

編集者 インタビュー

あらすじ

上巻

五匹の子を産み落とした美しいメスオオカミのズーランは、亡き伴侶のヘイサンの遺志を継いで、自らの子に次期王位を奪うための手段を講じる。その道のりは険しく、時に猟師や犬たちが仕掛ける策をかわしながら、オオカミ王の座に就かせるために長男のヘイザイを強く育てていく。しかし、母親でありながらありったけの優しさで我が子と接することができないジレンマにも苦しむ。そんなズーランを悲劇が襲う。

下巻

次期王として大きな期待を寄せた我が子ヘイザイを亡くし、続いてランフンまでも失ったズーランは、最後のオスのシュアンマオにすべてを託す。しかし、そのシュアンマオも群れの仲間の餌食になってしまう。どうしようもない苦しみに襲われながら、一方で自身の命も長くないことを悟る。ズーランが命を懸けて守るもの、それはいったい何なのか……。

紫嵐ズーランの祈り

  • 著者:沈石溪
  • 訳者:光吉さくら、ワン・チャイ
  • 編集:樹紫苑
  • カバーイラスト:わたあめ
  • 装丁デザイン:インターブックス

発行 大樟樹出版社合同会社

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-1-1 イー・フロントビル6階
TEL:03-5244-5814 FAX:03-5244-5824

発売 株式会社インターブックス

〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目5番10号 九段クレストビル6階
TEL:03-5212-4652 FAX:03-5212-4655

ISBN 978-4-909089-07-6

© Daishoju Publishing House &Zhejiang Juvenile and Children's Publishing House, 2017, Printed in Japan