法務翻訳

ビジネスのグローバル展開が加速している現在、企業法務部の役割は重要な位置づけとなってきています。日本国内ならば、一般的な契約書のひな形で間に合う場合もありますが、言語も文化も法制度も違う国々と契約を結ぶというのは、大変な労力と手間が必要とされます。後々の紛争を防ぐためにも契約書はきちんと結んでおきたいものです。最近では契約書翻訳に機械翻訳などを使っている企業も見受けられますが、どんなに機械翻訳の精度が上がっても、内容の正確性や品質が問われる重要な場面では機械翻訳に依存するのは危険であり、やはり人が対応するべきだと弊社は考えます。弊社では企業法務部の業務負荷を少しでも減らし、コスト削減のため正確性の高い翻訳とスピード対応を心がけています。長年法務翻訳に携わっている専門翻訳者や校正者のチームがサポートします。

数字で見る法務翻訳

累計12,000件以上の法務翻訳実績

リピート率、年平均83%以上

品質と安全のためになにができるかを考えます

翻訳サービスの国際規格ISO17100取得

JSA TSP

翻訳の先進地域である欧州で発行済みの規格EN15038をベースに策定され、2015年5月に発行されました。この規格は、翻訳サービスの品質および引渡しに直接影響を及ぼす翻訳プロセスのあらゆる側面に対する要求事項を規定しています。

強固な情報セキュリティ対策

弊社では情報保全にかかわるガイドラインを策定し、厳格に運用・管理しております。
データ保管場所・オフィス環境・スタッフ教育の3点を重視し、従業員および関係者への教育を適時実施しております。

法務翻訳お取り扱い文書の例

会社法、社内規程 定款、法人登記事項証明書、雇用契約書、就業規則などの社内規則・細則、各種通知書
内部統制 内部統制報告書、J-SOX関連書類
コンプライアンス プライバシー・ポリシー、倫理綱領、行動規範、贈収賄禁止規程、社内マニュアル、トレーニング資料
契約書 売買契約書など商取引に関する契約書、賃貸借契約書
販売店契約書、代理店契約書、フランチャイズ契約書
業務委託契約書、業務請負/提携契約書、技術指導契約書、関連する誓約書や覚書、合意書
秘密保持契約書、ライセンス契約書
株式譲渡、持分譲渡、資産・事業譲渡、合弁などの各種契約書、目論見書、株主間契約書
規約 約款、会員規約、利用規約
M&A、合併 デューデリジェンス関連文書
法律関連 特許権、商標権、著作権、不正競争防止法、下請法、海外腐敗行為防止法などの対策文書
裁判文書 訴状、答弁書、反訴状、判決文、準備書面
株主総会 株主総会議事録、株主総会招集通知・決議通知
財務・IR 決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料、事業報告書、株主通信
その他ビジネス文書 マーケティング関連(ウェブサイト、プレスリリース、会社/商品案内)、議事録、経営計画書、人事労務資料

※上記の例をはじめ、幅広い文書の翻訳に対応しています。

法務翻訳料金

お客さまのご要望に応じてお見積もりいたします。
定期発注のお客さまは特別価格のご案内がございます。
お見積のご依頼、お問い合わせをお待ちしております。

弊社チェッカーに聞く

英文契約書のチェックで気を付けていることは?

翻訳チェッカー 益本 愛子

まず、英日翻訳の場合、例えば、義務を表す助動詞「shall」と「will」が一つの契約書に混在しているケースがあり、意図的に使い分けられている可能性があるので気を付けてチェックしています。いずれも義務を表す助動詞ですが、「will」は「shall」よりも柔らかい義務を表現するときにも用いられるからです。しかし実際の契約書で、支払など、義務違反が重大な契約違反になる条項に「will」が使用され、他の条項で「shall」が使用されているものを目にしたこともあります。おそらく契約書をドラフトする際に、他の契約書から引用するなどして、意図せず「shall」と「will」が混在してしまったものと推測されます。このように混在して使用されているような場合には、訳出に関してお客さまに申し送りを行っております。

逆に日英翻訳の場合は、日本語で書かれた条文の真意をくみ取るようにして作業を行っています。例えば、「~を支払う」「~を支払うものとする」「~を支払わなければならない」とあった場合、契約書は当事者の義務と権利が記載されるものですので、これらはすべて義務として訳出しなければなりません。「~を支払う」に現在形の「pay」、「~を支払うものとする」に「will pay」、「~を支払わなければならない」に「shall pay」などと訳し分けてしまったら、本来意図されている内容が反映されていない英訳となってしまう可能性があり、また上記の通り、「shall」と「will」の解釈について疑義が生じるおそれもあります。文字通りに翻訳するのではなく、原文の内容が正確に反映された翻訳となるように心がけています。

翻訳者プロフィール

翻訳言語
英日・日英
専門分野
契約書、判決文、輸出入関連文書、その他法務文書全般

法科大学院修了、渉外法律事務所でパラリーガル及び翻訳者として10年以上勤務し、さまざまな国際法律案件(ライセンス契約、ジョイントベンチャー契約、株主間契約、輸出入売買契約、販売代理店契約など)の翻訳業務経験あり。

翻訳言語
日英
専門分野
法律、契約書、規程、法令、会計、金融、財務・IR

国立大学法学部公法課程を卒業後、大手エンジニアリング会社の契約部、財務部に在籍。その後、大手通信会社の経営企画部法務担当、事業開発部法務主任、金融取引所の法務室調査役など、法務関連の責任者として従事。2004年より産業翻訳・企業の法務支援に携わり、通算25年にわたる翻訳実績を有する。

翻訳言語
日英
専門分野
法律、契約書、定款、各種規則、証明書、財務・IR

ニュージーランド出身。ニュージーランドの大学で経済学・数学・哲学を専攻し卒業。翻訳会社の社内翻訳者として幅広い分野の翻訳業務に従事したのち、フリーランスに転身。2008年1月、翻訳を専門とする株式会社を設立し、法務、省庁の翻訳を中心に翻訳を手がけている。日本語能力試験1級、漢字検定準1級

翻訳言語
英日
専門分野
法律、契約書、定款・各種規約

大学法学部を卒業後、中央省庁にて法令改正や施策の企画立案等に従事。その後、契約書を中心に、フリーランスの法務翻訳者として翻訳実績を積む。グローバル企業における利用規約・各種規程のほか、ウェブサイト、プレスリリースやマーケティング関連教材などコーポレート分野の経験も多数。国家公務員I種試験(法律職)合格

翻訳言語
日英、英日
専門分野
契約書、法律、定款、各種規則・規約、プライバシーポリシー、全部事項証明書など

法律事務所にて、パラリーガル及び翻訳者として勤務。またCRO(医薬品開発業務受託機関)にて、治験受託契約書のチェックに従事。その後、フリーランスにて法務専門翻訳者として、翻訳実績を積んでいる。

翻訳言語
中日・日中
専門分野
契約書、法律、裁判資料、企業法務文書全般

大学院で米国法、中国法、国際取引法を研究してきたキャリアを生かして、契約書を中心とする英文・中文法律文書の和訳業務に従事。北京大学法学院博士研究員を経て、北京の弁護士事務所やコンサルティング会社で主に法務に係るコンサルタント業務に従事する。HSKⅡ級取得。

翻訳言語
日英、英日、日韓、韓日
専門分野
法律、裁判資料、契約書、会社規則・規程、定款、各種証明書、ビジネス文書全般

大学法学部を卒業後、法務専門の翻訳会社に就職。社内翻訳者兼チェッカーとして多種多様な法務・ビジネス文書の翻訳・チェックに携わる。法務省、環境省、厚生労働省所管法令、シンガポール法令、EU指令をはじめ、各種裁判資料や契約書・覚書、ビジネス文書、全部事項証明書、戸籍謄本、住民票などの各種証明書など、豊富な実績を誇る。