日本オーラル・ヒストリー研究 第4号
本書の目次より
- 〈特集〉オーラリティとはなにか
- 特集にあたって 小林多寿子
- 歴史社会学におけるオーラリティの位置 佐藤健二
- 獅子頭の角- フィールドワークにおけるオーラリティの効用と限界 橋本裕之
- 対象へのまなざしとオーラル・ヒストリー 清水透
- コメント1:「聞くこと」と「書くこと」 成田龍一
- コメント2:口述資料の重要性-「経験的語り」の歴史叙述- 桜井厚
- 論文
- 組織的に体系化されたオーラルヒストリー
-研究機関に基盤を置き、組織的な研究方法を用いるオーラルヒストリーの可能性 安倍尚紀、加藤直子
- 在日南米コミュニティにおけるシンボル化された言語
-ライフストーリーとエスニック・メディアの言説から 酒井アルベルト
- 沖縄系移民の語りからみる日系ペルー人強制収容経験の位置づけ
-日系人研究の再定義をめざして 仲田周子
- 加害の戦争責任-「撫順の奇蹟」を事例として 坪田典子
- 難民女性の記憶と語り- カームレとアームネのインティファーダ 矢野可奈子
- 研究ノート
- 沖縄出身兵にとっての軍隊の意味
-太平洋戦争に参戦した沖縄男性の体験から 大城道子
- 書評
- アイヴァー・グッドソン、パット・サイクス著/高井良健一他訳
『ライフヒストリーの教育学-実践から方法論まで-』 塚田守
- Orr, Elisabeth E. "Living along the Fault Line: Community, Suburbia, and Multiethnicity in Garden Grove and Westminster, 1900-1995.” 郷崇倫
- 日本オーラル・ヒストリー学会編集委員会 編
- B5判 204ページ 並製
- ISBN978-4924914445
- 税抜:1,389円(税込:1,500円)