日本オーラル・ヒストリー研究 第5号
本書の目次より
- 〈特集1〉オーラル・ヒストリーと〈和解〉
- 特集にあたって 有末賢
- 「紛争犠牲者」の証言と競合する「真実」
-グアテマラにおける個人的な経験から - 狐崎知己
- オーラル・ヒストリー実践と歴史との〈和解〉 蘭信三
- 差別と和解するとはどういうことなのだろうか 好井裕明
- なぜ、いま「和解」か 清水透
- 〈特集2〉〈戦争の記憶〉の継承可能性とオーラル・ヒストリー
- 第4回ワークショップの小特集によせて 高山真
- 語られない経験の継承-沖縄・平和活動者のライフ・ヒストリーから- 門野里栄子
- 論文
- 〈体験〉と〈経験〉の語り-沖縄戦のオーラル・ヒストリーから- 桜井厚
- 〈帽子をかぶった〉平和活動者 門野里栄子
- 沖縄の戦死者をめぐる語り-民間巫者・ユタを事例として- 村山絵美
- 中国残留孤児二世のアイデンティティ-ライフストーリー研究から- 張嵐
- 過小評価されていたマーシャル諸島の米核実験被害
-アイルック住民の証言と米公文書の両面から迫る - 竹峰誠一郎
- 日本在住アメリカ人の戦争観-「語りにくさ」を指標する沈黙のことば- 瀬端 睦
- 八田與一物語の形成とその政治性-日台交流の現場からの視点- 清水美里
- 研究ノート
- 書評
- 『新編 日本のフェミニズム10 女性史・ジェンダー史』 早川紀代
- 日本オーラル・ヒストリー学会編集委員会 編
- B5判 260ページ 並製
- ISBN978-4924914452
- 税抜:1,852円(税込:2,000円)