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翻訳コラム

COLUMN

第381回宇宙開発

2018.04.25
通訳・翻訳家 伊藤祥雄

2016年10月17日、中国が宇宙飛行士を2人載せた有人宇宙飛行船を打ち上げ、成功したと報じられました。その後も中国はどんどん宇宙開発技術を発展させているようです。

いやぁ、すごいですねぇ。月に無人探査機を送り込む計画もあるとかですから、本当にびっくりします。

僕が中国語を勉強し始めたころの中国はまだまだ貧しいイメージのある国でしたから、こんなに莫大なお金をかけて宇宙開発をするようになるとは、全く想像もできませんでした。真了不起!

私たちも遅れてはいけませんね。宇宙開発に関する語彙をチェックしておきましょうか。

宇宙ステーション

アメリカとロシアが主導し、カナダや日本などの国も参加している国際宇宙ステーション、ご存知ですよね?これは中国語では何と言うでしょうか。

国际空间站
guójì kōngjiān zhàn

「ステーション」が“站 zhàn"になるのはよく分かりますが、「宇宙」は“空间 kōngjiān"になっていますね〜。英語がInternational Space Stationですから、「Space」を“宇宙 yŭzhòu"ではなく“空间 kōngjiān"と訳したということですね。

さて、中国はこの国際宇宙ステーションには参加していません。自力で宇宙開発をしたいと考えているのです。そして中国が独自に作っている宇宙ステーションがあります。

天宫二号空间实验室
tiāngōng èr hào kōngjiān shíyànshì

この“天宫二号"、素晴らしいネーミングですよねぇ。中国のネーミングのセンスには、いつも感心させられます。

宇宙船

宇宙に行くための宇宙船は、以前は何と言ってもアメリカのスペースシャトルでしたね。これは中国語ではこう言いました:

航天飞机
hángtiān fēijī

“航天 hángtiān"とは「宇宙を飛ぶ」というような意味です。日本でもよく見る「航空」が「空を飛ぶ」という意味だと思うと、分かりやすいですね。“天"は“空"より上、宇宙を指す言葉になっているということでしょうか。

さて、スペースシャトルが使われなくなり、現在では宇宙飛行士を宇宙ステーションに送るのはロシアのソユーズです。ソユーズはこう言います。

联盟号宇宙飞船
liánménghào yŭzhòu fēichuán

「ソユーズ」というロシア語は、同盟といったような意味を表す言葉だそうです。中国語では意訳して“联盟号"と名付けたのですね。

さて、中国の宇宙船はどう言う名前か知っていますか?

神舟号载人航天飞船
Shénzhōuhào zàirén hángtiān fēichuán

“神舟号"とは、これまた素敵な名前ですねぇ。

それから“载人 zàirén"とは「人を乗せている」という意味なので“载人航天飞船"は日本語で言うと「有人宇宙飛行船」という感じでしょうか。

日本では「有人」という言い方をしますが中国では“载人 zàirén"なのですね。

色々と見てきましたが、今後ますます中国は宇宙開発を進めて行くでしょうから、こういう語彙も知っておいて損はないかもしれません。僕ももっと勉強しなくては(笑)。

伊藤祥雄

1968年生まれ 兵庫県出身
大阪外国語大学 外国語学部 中国語学科卒業、在学中に北京師範大学中文系留学、大阪大学大学院 文学研究科 博士前期課程修了
サイマルアカデミー中国語通訳者養成コース修了

通訳・翻訳業を行うかたわら、中国語講師、NHK国際放送局の中国語放送の番組作成、ナレーションを担当

著書

  • 文法から学べる中国語
  • 中国語!聞き取り・書き取りドリル
  • CD付き 文法から学べる中国語ドリル
  • 中国語検定対策4級問題集
  • 中国語検定対策3級問題集
  • ぜったい通じるカンタンフレーズで中国語がスラスラ話せる本

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