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2025.09.08
翻訳外注ノウハウ

【プロが解説!】カタログ・パンフレットの翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

カタログ・パンフレットの翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

海外展開、インバウンド対応、展示会出展、グローバル営業活動……こうした場面で欠かせないのが「カタログ」や「パンフレット」といった販促ツールの翻訳です。

製品やサービスの魅力を伝えるこれらの印刷物は、企業の第一印象を決定づける重要なコンテンツであるにもかかわらず、「翻訳が直訳すぎて不自然」「レイアウトが崩れて見づらい」「専門用語が間違っている」といったトラブルも少なくありません。

本記事では、カタログ・パンフレット翻訳の基本知識から対応分野、料金相場、翻訳依頼時の注意点、信頼できる翻訳会社の選び方までを、プロの視点からわかりやすく解説します。

翻訳会社インターブックス

カタログ・パンフレット翻訳とは?

ウェブサイト・ホームページの翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツカタログやパンフレットは、製品・サービスの特徴をわかりやすく紹介し、購買意欲を喚起するためのツールです。

翻訳する際は、単に言語を変えるだけでなく、以下のような工夫が求められます。

翻訳に求められるポイント

  • キャッチコピーの訴求力を維持

  • 現地文化・商習慣への配慮

  • ブランドトーンの統一

  • 図表・キャプション・スペック表への正確な翻訳挿入

  • DTP対応やレイアウト維持のスキル

つまり、パンフレット翻訳は「翻訳」+「マーケティング理解」+「デザイン調整」の3要素が一体となった作業なのです。

翻訳対象となるカタログ・パンフレットの分野例

多言語DTPとは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

翻訳対象となるカタログやパンフレットのジャンルは多岐にわたります。以下の表で主な対応分野を紹介します。

分野 内容の特徴・翻訳時の注意点
製品カタログ 技術用語、スペック表、寸法・型番表記の正確さが重要
会社案内パンフレット ブランドイメージ・企業理念の表現が問われる
観光・インバウンド向け 多言語対応、読みやすさ、文化背景への配慮が必要
医療・医薬分野 厳密な専門用語管理、法規制対応が必要
不動産・住宅分野 立地、間取り、価格表示の翻訳と現地慣習への調整が求められる
教育機関・学校案内 アカデミックトーンと魅力ある表現のバランスがポイント

カタログ・パンフレット翻訳の料金相場

料金相場料金は言語、分量、専門性、DTP対応の有無によって異なります。以下は一般的な翻訳単価の目安です。

翻訳料金の目安(日本語→外国語)

言語 単価(1文字あたり) 備考
英語 18~30円 汎用性が高く、多くの業界で利用される標準言語
中国語・韓国語 20~35円 インバウンド・アジア展開に有効
欧州言語(仏・独) 22~38円 医薬・工業製品など特定業界でニーズが高い
東南アジア・中東系 25~45円 マーケットが広がる一方、翻訳者の確保にコストがかかる

※レイアウト編集・デザイン調整(DTP)費用は別途、ページ単位で5,000円~15,000円程度が相場です。

翻訳依頼時に押さえておくべき5つのポイント

【グローバル市場で信頼を勝ち取る鍵】AIでは代替できない「人間翻訳」の真価とは?

1. 翻訳対象のファイル形式を確認する

翻訳対象がPDFのみか、InDesign(.indd)やPowerPointなど編集可能な形式かによって、作業効率とコストが大きく変わります。

編集可能データの提供が可能であれば、必ず共有しましょう。

2. 用語集や参考資料を準備する

製品名や業界用語が頻出する場合、事前に用語集や過去の翻訳事例を提供すると、表記の統一と品質向上につながります。

3. レイアウト崩れに注意する

翻訳言語によって文字量や表現の長さが異なるため、翻訳後にレイアウトが崩れることがあります。

翻訳+DTP対応が可能な会社を選ぶと、納品後の手間を減らせます。

4. 訴求力のある表現への意識

カタログやパンフレットは「読ませる」より「惹きつける」文章が重要です。

ネイティブチェックやトランスクリエーション対応を相談できる翻訳会社を選びましょう。

5. 納期と余裕を見込む

特にDTP作業込みの場合は、翻訳→レイアウト調整→校正の工程が必要です。

展示会や営業資料での使用など、納品日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

翻訳会社選びのチェックリスト

チェックポイント翻訳品質や成果を左右するのが、パートナーとなる翻訳会社の実力です。以下のような視点で選定しましょう。

チェック項目 確認すべき内容
カタログ翻訳の実績 業種ごとの対応例や制作実績があるか
DTP編集対応の有無 InDesignやIllustratorなど、編集ソフトへの対応力があるか
多言語同時展開の実績 複数言語への同時展開に慣れているか
品質管理体制 翻訳者+チェッカーのダブルチェック体制があるか
セキュリティ管理 NDA締結、ISMS取得など社内情報管理が適切か
コミュニケーション力 納期、用語調整、レイアウト修正など細やかな対応が可能か

まとめ:カタログ・パンフレット翻訳は“翻訳力+デザイン力”で成果が決まる

多言語DTPとは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

カタログやパンフレットは、営業現場や展示会、観光案内など、直接的な販促・PRの場面で活用される重要なコミュニケーションツールです。その翻訳品質が、企業や製品の印象を大きく左右します。

翻訳の正確さはもちろん、表現力や文化適応力、レイアウト対応までを含めた「総合的な翻訳サービス」を提供できるパートナーを選ぶことが、成果を上げるための第一歩です。

グローバル市場で“伝わる”パンフレット・カタログを手に入れるために、翻訳+ローカライズ+DTPのすべてを担える信頼ある翻訳会社に相談してみてはいかがでしょうか?

 


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