NEW
2025.07.22
翻訳外注ノウハウ

【プロが解説!】契約書の翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

【プロが解説】契約書の翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

契約書の翻訳は、企業間の信頼関係や取引の安全性を支える重要な業務です。ビジネスのグローバル化が進むなか、外国語による契約の機会が増加し、それに伴って契約書翻訳のニーズも高まっています。

しかし、「翻訳ミスでトラブルにならないか?」「専門的な内容でも対応してもらえるのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、契約書翻訳の特徴や対応分野、料金相場、信頼できる翻訳会社の選び方など、依頼前に知っておくべきポイントをプロの視点で解説します。

翻訳会社インターブックス

契約書翻訳とは?―その重要性と特徴

契約書の翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ契約書翻訳とは、法的効力を持つ契約文書を他言語に正確かつ適切に翻訳する業務です。企業間の取引、国際的な提携、業務委託、販売代理契約など、さまざまなビジネスシーンで必要とされます。

契約書の翻訳には以下のような特徴があります:

法的な正確性が求められる

1語の訳し方次第で契約内容が変わってしまう可能性もあるため、原文と同等の効力を持つ翻訳が必要です。

専門用語や定型表現の正しい理解

契約独特の言い回し(例:”shall”, “hereinafter”, “force majeure”など)を正確に扱える翻訳者でなければなりません。

文化・法制度の違いへの配慮

英米法系と大陸法系など、法体系の違いを理解した上で翻訳を行う必要があります。

契約書翻訳が必要な主な文書の種類

契約書といっても、その種類は多岐にわたります。以下は翻訳ニーズの高い契約書の一例です:

契約書の種類 説明
売買契約書 商品やサービスの取引条件を定める基本的な契約書
業務委託契約書 外部業者やフリーランスへの業務委託時に必要な契約書
秘密保持契約書(NDA) 機密情報の漏洩を防ぐための契約書
雇用契約書 外国人雇用時に必要な労働条件の明示
販売代理店契約書 海外パートナーに商品販売を委託する際の契約
ライセンス契約書 特許や商標、ソフトウェア等の知的財産権の使用許諾に関する契約書

契約書翻訳の料金相場と見積もりの仕組み

料金相場契約書翻訳の料金は、翻訳対象言語、文字数・ワード数、専門性、納期によって変動します。

一般的な料金相場(目安)

翻訳言語 単価の目安(日本語→外国語) 単価の目安(外国語→日本語)
英語 15~25円/文字 20~35円/ワード
中国語・韓国語 18~30円/文字 22~38円/文字
欧州言語(仏・独) 20~35円/文字 25~40円/ワード
アジア・中東系言語 25~40円/文字 28~45円/ワード

※専門性の高い契約書(IT、医薬、金融など)は上記より高めになる場合があります。

見積もり時のチェックポイント

  • 文字数・ワード数のカウント方法
  • 翻訳者の専門性
  • ネイティブチェック・リーガルレビューの有無
  • 納期の緊急性(特急対応の有無)

契約書翻訳で失敗しないための依頼のコツ

チェックポイント契約書翻訳は一字一句が契約内容に影響するため、翻訳会社の選定は慎重に行う必要があります。以下の点を押さえておくと、失敗のリスクを大きく減らせます。

1. 法律・契約に精通した翻訳者の有無

法律文書の経験が豊富な翻訳者かどうかを確認しましょう。法律専門の翻訳者が在籍する会社は安心感があります。

2. ダブルチェック・リーガルチェック体制の有無

プロの翻訳者が訳した後、ネイティブや法務専門スタッフによるチェック体制が整っている会社を選ぶと精度が向上します。

3. 実績の提示・秘密保持契約(NDA)の締結

過去の翻訳実績や取引企業の例を公開している会社は信頼性が高い傾向にあります。また、NDAを事前に締結できるかも重要です。

4. 用語集・参考資料の共有

企業独自の用語や契約慣習を翻訳に反映するため、用語集や過去契約書の共有を積極的に行うことが推奨されます。

信頼できる翻訳会社を選ぶポイント

【正確な翻訳とは?】品質管理戦略が求められる理由

契約書翻訳に強い会社を選ぶには、以下のような視点が参考になります。

選定基準 チェックポイント例
専門性 法務翻訳の専門チーム、弁護士との連携体制
品質保証体制 ISO17100など翻訳品質に関する国際規格の取得
セキュリティ対応 NDA締結、社内情報管理体制、ISMS取得の有無
柔軟な対応力 特急対応、多言語同時対応、レイアウト保持など
価格の透明性 明確な見積書、追加料金の発生条件明示

まとめ:契約書翻訳は専門性・信頼性がカギ

不動産翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

契約書の翻訳は、ただの言語変換ではなく「法的リスクを回避するための専門作業」です。翻訳者の専門性、品質管理体制、セキュリティなど、あらゆる観点で高水準の対応が求められます。

翻訳会社に依頼する際は、料金だけでなく「実績」「対応体制」「品質保証」の3つを重視することが成功の秘訣です。

正確な契約書翻訳は、企業の信頼性を守る第一歩。万全の体制で、安心できる翻訳パートナーを選びましょう。

翻訳会社インターブックス

外国語対応でお困りですか? どうぞお気軽にお問い合わせください。

無料ご相談・お問い合わせフォーム

関連記事