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2025.07.01更新
翻訳外注ノウハウ

【プロが解説!】インバウンド翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

【プロが解説!】インバウンド翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツ

はじめに:インバウンド翻訳の重要性とは?

近年、訪日外国人旅行者(インバウンド)が急増し、観光業やサービス業を中心に、外国人対応のニーズが拡大しています。ホテルや飲食店、交通機関、商業施設など、多くの現場で多言語対応が求められる中、「インバウンド関連文書の翻訳」の重要性が高まっています。

インバウンド翻訳とは、外国人旅行者に向けた情報発信を多言語で行うための翻訳サービスであり、外国人にとってわかりやすく自然な表現で伝えることが求められます。

本記事では、インバウンド対応を検討している自治体や観光業者、小売業、病院などのご担当者様に向けて、「インバウンド翻訳とは何か」「対応可能な分野」「料金相場」「依頼時のポイント」について、翻訳会社の視点から詳しく解説いたします。

翻訳会社インターブックス

インバウンド翻訳とは?通常の翻訳との違い

インバウンド翻訳とは?対応分野・料金相場・依頼のコツインバウンド翻訳とは、訪日外国人観光客を主な対象とした翻訳サービスであり、一般的なビジネス翻訳とは異なり、観光客の視点に立った分かりやすく親しみやすい表現が求められます。

対象となるのは、観光案内、交通案内、飲食店のメニュー、施設の利用ガイド、注意書き、イベント告知など多岐にわたります。直訳では意味が伝わりにくく、文化や習慣の違いをふまえた意訳やローカライズが重要です。

誤訳や不自然な表現は混乱や不信感を招く恐れがあるため、正確さと読みやすさを両立させることが求められます。観光地や施設の魅力を的確に伝えるうえで、インバウンド翻訳は欠かせない存在です。

インバウンド翻訳では、主に以下のようなドキュメントを対象とした翻訳を行います。

  • 観光案内パンフレット
  • 飲食店のメニュー
  • 交通機関の利用案内
  • 医療機関の案内書
  • ショッピング施設の利用規約
  • 多言語サイネージ(看板・表示)

単なる直訳ではなく、文化的背景や観光客のリテラシー、目的に応じた意訳が求められるため、専門性の高い翻訳技術が必要です。

対応分野と翻訳対象の例

【業界別に見る】人間翻訳がもたらす5つの実利と成功事例

インバウンド翻訳は、以下のような業種・業態で広く利用されています。

1. 観光・レジャー業界

  • 観光地の案内板・パンフレット
  • ツアー説明書・音声ガイド
  • 遺産紹介・文化施設の展示解説

2. ホテル・宿泊業

  • チェックイン案内・館内案内
  • 客室内インフォメーション
  • ハウスルール・緊急時の対応マニュアル

3. 飲食業界

  • 多言語メニュー
  • 食材表示・アレルゲン情報
  • テイクアウト案内

4. 商業施設・小売業

  • 商品説明・POP
  • 店舗ルール(免税案内・返品ポリシー)
  • 店内アナウンス

5. 医療・公共機関

  • 病院・薬局の説明資料
  • 診療案内・問診票
  • 役所や交通機関の多言語対応資料

これらの文書は、外国人目線での「わかりやすさ」と「安全性」が重視されるため、翻訳品質が顧客満足に直結します。

インバウンド翻訳の料金相場

料金相場翻訳の料金は、原文の分量や専門性、対応言語によって異なります。以下はあくまで目安です。

内容 文字単価 備考
一般的な案内文(日→英)  15〜25円/文字 英語以外は+αあり
医療・法令関連 20〜35円/文字 専門性が高いため割増
メニュー・看板など短文 2,000〜10,000円/1件 レイアウト調整込み
多言語展開(英・中・韓) 言語数に応じた加算 セット価格あり

言語別の翻訳者によるネイティブチェックやDTP(多言語レイアウト)を含む場合、別途費用が発生します。

インバウンド翻訳依頼時のポイント

チェックポイント1. 対象顧客を明確にする

翻訳の方向性は、「誰に届けるか」で大きく変わります。英語圏向けと中国語圏向けでは、表現や文化的配慮が異なるため、想定する外国人旅行者の国・地域を明示することが重要です。

2. 直訳ではなく意訳を重視

インバウンド翻訳では、「文法的に正しい」よりも「伝わりやすさ」が重視されます。冗長な直訳や誤解を招く言い回しではなく、現地の表現に合ったナチュラルな翻訳が求められます。

3. 多言語対応を見据えた依頼

今後、英語以外の言語対応(中国語、韓国語、タイ語など)を想定する場合は、多言語展開の実績がある翻訳会社を選ぶのがポイントです。

4. レイアウトやデザインにも注意

翻訳文の長さや文字の特性(縦横、改行ルール等)によって、パンフレットやPOPのデザイン崩れが起きることがあります。翻訳と同時にDTP(組版)にも対応できる業者に依頼するとスムーズです。

よくある質問(FAQ)

FAQQ1. Google翻訳ではだめですか?
A. インバウンド対応では、自然な表現や文化的配慮が不可欠です。機械翻訳ではニュアンスが伝わりづらく、誤訳によるトラブルのリスクもあります。プロによるチェック済みの翻訳が安全です。

Q2. 少量の翻訳もお願いできますか?
A. はい、短文でもお気軽にご相談ください。看板や案内文、メニュー1ページなども多数実績がございます。

Q3. 英語以外にも対応できますか?
A. 英語はもちろん、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語、ベトナム語など多数の言語に対応可能です。

まとめ:インバウンド翻訳で顧客満足度と集客力を高めよう

インバウンド翻訳は、外国人旅行者にとっての「第一印象」を左右する重要な要素です。正確で自然な翻訳は、サービス品質の向上、トラブル防止、集客力アップにつながります。

もし、「翻訳の品質に不安がある」「どこに依頼すればよいかわからない」「多言語対応を急いで整えたい」とお考えの方は、ぜひ一度、翻訳のプロにご相談ください。

当社では、観光・宿泊・小売・医療など幅広い分野でのインバウンド翻訳実績を多数保有しております。翻訳だけでなく、DTPやローカライズにも対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

翻訳会社インターブックス

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