- 2026.10.07
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【ベンダーマネジメント課ブログ】翻訳会社はなぜトライアル(登録前のスキル確認)を実施する?合格率13%から見る、品質保証の仕組み
「翻訳会社に依頼したけれど、実際にはどんな翻訳者が翻訳しているのだろう?」
翻訳を外注する際、こんな疑問を持たれる方も多いかと思います。
翻訳は、納品されるまで品質を判断しにくいサービスです。だからこそ、翻訳会社が「誰に翻訳を任せるのか」は、品質を左右する重要なポイントです。
インターブックスでは、翻訳者・翻訳チェッカーなどの登録希望者に対して、書類選考とトライアル選考を実施し、実際の業務を安心してお任せできるかを、確認しています。
今回は、2025年8月~2026年7月の応募実績をもとに、当社がトライアルを実施する理由と、翻訳の品質保証についてどのように考えているのか、ご紹介します。
応募者のうち、登録に至るのは13%

では、実際にどのくらいの方が登録に至るのでしょうか。
直近1年間(2025年8月~2026年7月)の実績では、書類応募者全体に対して、最終的にトライアル合格のうえ、登録となった割合は、約13%でした。
つまり、応募者100人のうち、トライアル合格に至るのは、約13人。
「13%しか合格しない」と聞くと、厳しい選考だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちがトライアルを実施する目的は、単に登録者を絞り込むことではありません。
お客様からお預かりした大切な文書を、安心してお任せできるパートナーを見極めること。
これが、トライアルを実施する大きな理由です。
※なお、トライアル不採用については、当社のクライアントの要求事項にマッチするかどうかという観点を含む相対的な評価であり、応募者の方の翻訳スキルの絶対評価を表すものではありませんので、その点ご理解いただければと思います。
トライアルでは「語学力」だけを見ているわけではありません

翻訳の仕事では、外国語を理解できることはもちろん重要です。
しかし、それだけで高品質な翻訳ができるとは限りません。
当社のトライアルでは、基本的に次のような項目を確認しています。
- 正確性:訳抜けがなく、原文の内容を正確に訳出できているか
- 用語:適切な用語が選択され、用語が統一されているか
- 文法・スタイル:文法が正しく、用途に適した文章になっているか
さらに、分野やジョブタイプによっては、固有名詞や専門用語を適切に調査できているかなど、必要な評価項目を追加します。
例えば、金融・財務分野のトライアルでは、専門用語や固有名詞を丁寧に調査している一方で、文法の誤り、用語の不統一、訳抜け、誤訳などが確認されたケースがありました。
また、法務分野では、文の構造や「係り受け」の解釈を誤ったことで、原文とは異なる意味になってしまうケースもあります。
「係り受け」とは、簡単に言えば、文中のどの言葉がどの言葉にかかっているのか、という関係です。修飾する言葉と修飾される言葉の関係を誤って理解すると、文章としては自然に見えても、原文とは異なる意味の訳文になってしまうことがあります。
こうした事例を見ると、「外国語が読める」「日本語が書ける」だけでは、必ずしも翻訳の仕事を安心して任せられるとは限らないことが、お分かりいただけるかと思います。
原文と訳文を丁寧に照合すること、文脈に合った用語を選ぶこと、訳文を何度も見直すこと。
翻訳の出来栄えには、こうした一つひとつの作業が大きく関わっています。
「翻訳者の質」は、翻訳会社の品質そのもの

お客様が翻訳会社を選ぶとき、料金や納期だけでなく、「品質をどのように保証している会社なのか」という視点も重要です。
例えば、
「登録翻訳者が○千人います」
という情報だけでは、その翻訳者がどのような基準で選ばれているのかまでは分かりません。
私たちは、登録者数の多さだけではなく、安心して仕事を任せられる方かどうか、きちんと見極めることが、翻訳会社の品質につながると考えています。
もちろん、トライアル選考だけで、すべての能力を判断できるわけではありません。
実際の案件では、分野や内容、納期などによって求められるスキルも異なります。そのため、案件ごとに、必要に応じて弊社から作業者の方へフィードバックを行い、翻訳サービスの品質向上に取り組んでいます。
また、現在は一部のトライアルでAIを活用した採点にも取り組んでいます。
ただし、AIだけで合否を決めるのではありません。これまで同様、採点評価者による確認と組み合わせながら、より公平で効率的な評価につなげられないか、試行を進めている段階です。
こうした取り組みについても、今後このブログでご紹介していく予定です。
翻訳の品質に「安心」を求めるお客様へ

翻訳を依頼する際、
「この翻訳は本当に正しいのだろうか?」
「AIで翻訳したものを、そのまま社外に出して大丈夫だろうか?」
「専門用語まで含めて、プロの目で確認してほしい…」
といった不安や心配を感じることはありませんか?
翻訳会社に求められるのは、単に外国語を日本語に、日本語を外国語に置き換えることだけではありません。
お客様が安心してその翻訳を利用できる状態まで、品質を考えること。
そのために、インターブックスでは、翻訳者・翻訳チェッカーの選考やトライアル、案件ごとのフィードバックを通じて、翻訳品質の向上に、取り組んでいます。
まとめ

翻訳の品質を支える重要な要素の一つが、「誰が翻訳・チェックを担当するのか」です。
当社では、書類選考に加えてトライアル選考を実施し、正確性・用語・文法・スタイルなどを確認しています。
直近1年間では、応募者全体のうち、トライアル合格に至った割合は13.0%でした。
当社では、この数字そのものを目的にしているわけではありません。
お客様が、安心して任せられるパートナーを選ぶこと。
それが、私たちがトライアルを実施する理由です。
サービス紹介|翻訳後のチェックもお任せください
「人手で翻訳したけれど、第三者のプロの目で確認してほしい」
「AI翻訳を利用したが、品質に問題がないか確認したい」
「AI翻訳からチェックまで、一連の作業を任せたい」
このようなご要望に、インターブックスの多言語校正センターがお応えします。
プロの翻訳者によるネイティブチェックや、原文と訳文を照合するバイリンガルチェックなど、目的や用途に応じた品質確認が可能です。
翻訳の品質に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「インターブックスの翻訳サービス」について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
「インターブックスの翻訳実績・事例」について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
外国語対応でお困りですか? どうぞお気軽にお問い合わせください。
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