外国人投資家向けの決算短信翻訳(日本語→英語)
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ポイント
近年、決算短信の英訳需要が増加していますが、この背景には、企業活動の多国籍化や日本の株式市場における海外投資家の存在感の高まりが挙げられます。
これを受けて東証ではコーポレートガバナンス・コードや有価証券上場規程にて上場会社の英文開示を推進しています。
決算短信は決算の内容が定まった場合、直ちにその内容を開示する必要があり、また日英同時開示が推奨されていることから、お客様の納期に合わせたスピーディで正確な翻訳が求められます。
- 提供サービス
- ■翻訳内容・対応範囲
当社では、日本語の文書全体を英語に翻訳し、別担当者がチェックを行いました。
短信は「サマリー情報」と「添付資料」で構成されています。
サマリー情報には、
① 経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況(いずれも直近2期の主要な経営指標を表示)
② 配当の状況(直近2期の配当実績と次期の配当予想)
③ 次期の業績予想
が含まれています。
添付資料は、
① 経営成績等の概況(当期の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの概況、今後の見通しなど)
② 会計基準の選択に関する基本的な考え方
③ 連結財務諸表及び主な注記
で構成されています。
■翻訳・チェックのポイント
当社での短信英訳の受注は年々増加基調にあり、多数のお客様に継続してご依頼いただいています。当社の知識と経験を兼ね備えた翻訳者、翻訳チェッカーが特に下記の点に留意して作業に当たっています。
【数値及びその変化の方向の正確性】
決算発表の数値が市場コンセンサスを上回るか否かが企業の株価変動に影響を与えるため、数値及びその変化の方向(増加・上昇なのか、減少・下降なのか)の正確性を確保。
【過去訳の踏襲・流用】
全体的な文体や固有名詞に関しては原則として過去訳を踏襲・流用。単に作業を効率化するだけでなく、文書の可読性を高めるという効果がある。四半期ごとに発行される短信において企業の状況に関する経時的な変化を追って理解するうえで、連続性、一貫性のある英文が好ましい。
【訳語の統一】
特に、短信の文書途中に添付してある連結財務諸表の各勘定科目の英訳を、サマリー情報や経営成績の概況の中で登場する勘定科目の英訳と一致させる。
【訳語の選定】
例えばサマリー情報に登場する「発行済株式数」。「発行済株式」には一般的に「outstanding shares(自己株式を含まない)」という訳語が用いられる。1株当たり利益(EPS)の計算に必要な期中平均株式数という文脈で使われることの多い言葉だからだ。だが、短信のサマリーでは「issued shares(自己株式を含む)」とする。これは東証の「決算短信・四半期決算短信 作成要領等」では「期末発行済株式数(自己株式を含む)」という記載が標準とされているからである。
【手間を惜しまない綿密な調査】
企業のビジョン、戦略、中期経営計画、事業別の活動状況等に関する記述など、短信に書かれた簡潔な記述を読んだだけでは内容の把握が難しい箇所については、過去の短信やその他の開示文書、企業のウェブサイトなどで調査。東証では上場会社に対し、将来予測情報は投資者にとって有用な投資判断情報であると位置付けて積極的な開示を要請しているため、この箇所の翻訳には特に注意が必要。
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日本企業の多くが年次決算を3月末に設定しているため決算発表の時期が特定日に集中する傾向がある中で、東証は決算発表の早期化及び英文の同時開示を求めています。
結果として、お客様からの英訳の発注時期が集中し短納期を要求されることになりますが、当社ではお客様のご要望にお応えできるよう万全を尽くしています。
専門性が求められる翻訳や複数媒体にまたがる案件にも対応可能です。翻訳をご検討中の方は、ぜひインターブックスまでお気軽にご相談ください。[
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