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2025.05.14
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【品質管理課ブログ】韓国の犬にまつわることわざ

韓国の犬にまつわることわざ

世の中にはトイプードル、チワワ、柴犬、ポメラニアン、ダックスフンド、ゴールデンレトリバーなどなど、愛らしい犬がたくさんいますが、私は幼いころから犬は「雑種が一番!」と強く思ってきました。特定の病気にかかりにくくて体が丈夫。しかも様々な犬種が混じり合っているから兄妹姉妹を除けば見た目が全く同じ犬はいません。個性的で、どの子も本当に愛らしい!

韓国にももちろん雑種がいて、日本語と同じように「잡종[雜種](ジャpジョン注※)」と言われます。ですが日常会話では「똥개(トンケ)」という俗称がよく使われています。ちなみに「똥(トン)」は「糞、うんこ」、「개(ケ)」は「犬」という意味で、あんなにかわいらしい雑種に対して「糞、うんこ」をつけるなんて「ひどいわ!」と思ったりもします。日本では犬に対して文句を言うときに「あの糞犬め!」などと言ったりするかもしれませんが、「雑種」の俗称として「糞犬」とは言いません。

他にも「雑種」は「田舎の雑種」という意味で「시골 잡종(シゴr ジャpジョン注※)」とも言われていますが、これを英語やフランス語のように聞こえるようにもじって、まるで高級犬種のように「시고르자브종(シゴルジャブジョン)」と冗談めかして呼ばれることも。韓国らしくユーモアがあってステキです。
注※)日本語にない発音のため、「p」「r」と記載

韓国での犬にまつわることわざ

さて今回は、そんな韓国の犬にまつわることわざをいくつかご紹介します。犬を通して見える人間性や社会の風刺など、どこかユーモラスで、時に鋭く、そして味わい深い表現がたくさんあります。

개가 제 방귀에 놀란다

 「犬が自分のおならに驚く」
 = たいしたことでもないのにいちいち驚く軽率な人を指すときに使います。

개도 얻어맞은 골목에는 가지 않는다

 「犬も殴られた路地へは行かない」
 = 失敗した経験のある人は、過去と同じ失敗をしないように気を付けなければならないという教訓。

검둥개 멱 감긴 격이다

 「黒い犬をお風呂に入れたようなものだ」
 = 黒色の毛をした犬をお風呂に入れたとしても白くなるはずがないということから、根っからの悪人は善人にはなれないということ。

겨먹던 개가 쌀 못 먹을까

 「ぬかを食べていた犬が米を食べられないだろうか」
 = 一度悪いことをしたらまたやるだろうという意味。

똥 묻은 개가 겨 묻은 개 나무란다

 「ふんのついた犬がぬかのついた犬をとがめる」
= 自分の欠点の方が大きいのに、他人の小さな欠点を非難することで、自分のことは棚に上げておいて他人を批判することです。

개도 꼬리를 친 다음에 먹는다

 「犬もしっぽを振った後で食べる」
 = 犬も餌を食べるときは主人に感謝の心を表すように、人も助けや恩恵を受けたときは感謝の気持ちを表さなければならないという意味。

개 눈에는 똥만 보인다

 「犬の目にはふんしか見えない」
 = 人は自分の好きなものや興味のあるものだけに目がいくという意味。確かにそうですね。視野は広く持ちたいものです。

개 팔자가 상팔자

 「犬の運命が非常によい運命」
 = 何もすることなく、遊んで暮らしている人がうらやましいという意味。(犬というよりどちらかというと猫…?という気がしますが。)

먹을 때는 개도 안 건드린다

 「食べている時は犬も邪魔しない」
 = 犬ですら餌を食べている時には邪魔をしないという意味から、たとえ悪いことをしたとしても食事をしている人を邪魔してはならないという意味。食事を大事にする韓国ならではという気がします。

개를 따라가면 측간으로 간다

 「犬について行くと厠に着く」
 = 悪い人と付き合っていると、良くない場所に行くようになる、つまり、「悪い仲間と一緒にいると、道を踏み外すことになる」、「付き合う人を間違えると自分も悪い方向に行ってしまう」という警告。

개 새끼 한 마리 얼씬하지 않다

 「犬っころ一匹現れない」
 = 人どころか動物さえ見当たらないという意味で、何ひとつ通らず、静かなことを表しています。日本語では「人っ子一人」ですね。犬の方がもっと静けさが伝わってくるような気がします。

개가 웃을 일이다

 「犬が笑うことだ」
 = あまりにもあきれてくだらないことをいい、日本語の「鬼が笑う」に似た表現。でも犬に笑われたらちょっとうれしいかもしれません。

以上に挙げたことわざはほんの一部ですが、韓国の人々が犬を身近な存在として見てきたこと、そしてその犬を通して人間社会を風刺したり、教訓を込めたりする文化がよく表れています。

言葉の背景・文化を理解し、AIを超える翻訳を!

ことわざに限らず、言葉の背景や文化を理解していなければ、外国語を正確に翻訳することはできません。実際、上記のことわざをAIに訳させたところ、本来の意味とは全く異なる内容が出力されました。

わたしたちが考える「真のコミュニケーション」とは、単純にある国の言語をほかの言語に置き換えるのではなく、相手の国の文化や歴史、技術などを理解した上で翻訳を行い、より自然な表現で相手に伝えることです。

AIで代替可能な業務もあるかもしれませんが、背景や文脈を深く読み取り、人の心に届く翻訳を行うには、人間による繊細な判断が不可欠です。翻訳はまさに、AIでは置き換えられない領域の一つだとわたしたちは信じています。

品質管理課では、AIにはできない、AIを超える翻訳をご提供できるよう、日々研鑽を重ねています。

 

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品質管理課メンバー:アイコフ

  • 小学校3年生で水着モデルに選抜
  • 小学校4年生の書初大会で金賞受賞
  • 小学校6年生で市の水泳大会に出場し入賞
  • 高校2年生で読売新聞の作文コンクールで入賞

それ以降キラキラした実績なく●十年経ち、人生の序盤で運を使い果たした感は否めませんが、いやいや、人生後半の大逆転が待っている、今は『助走期間』だと自分に言い聞かせています。

そんな私の趣味はトライアスロン観戦。太極拳は十年以上続けており、最近は朝鮮時代の歴史の本をよく読んでいます。日々の小さな楽しみを大切にしながら、後半戦のドラマチックな展開に備えています!

 

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