- 2025.06.26更新
- 翻訳外注ノウハウ
【翻訳外注フロー構築ガイド】翻訳を”頻繁に”外注する人向け

社内で「また翻訳か…」と感じる機会が多い人にとって、翻訳の外注は面倒でその対応もルーチン化しがちです。「前任者から引き継いだ方法だから」「イントラに登録されている外注先だから」「長年の付き合いがある翻訳会社だから」と何年も同じ外注先・同じ方法で続けていませんか?そのような翻訳外注は、コストや品質面で大きな機会損失を生んでいるかもしれません。
惰性の翻訳対応に潜むリスク
「信頼していた翻訳者や担当者」が今も翻訳を続けていたり、在籍しているとは限りません。担当者が変われば対応も変わります。翻訳の外注先は前と同じ翻訳会社にしても、サービスや翻訳の品質が低下している可能性は否定できません。
翻訳のランニングコストは積み重なると非常に大きな金額になります。今こそ、外注方法そのものを見直す絶好のタイミングです。
見直しによって得られる効果とは?
翻訳外注の見直しは、単にコスト削減のためだけではありません。たとえば、次のような具体的な成果が期待できます。
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翻訳品質の向上
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納期の短縮
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問い合わせ数の増加(Web翻訳)
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社内作業の効率化
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常に最新情報に対応した翻訳体制の構築
成果が出る翻訳対応は、「目的に即した戦略的な見直し」から始まります。
翻訳対象の仕分けと最適な対応
翻訳内容ごとに、対応方法を分けて考えることも重要です。
コンテンツ例 | 推奨対応法 |
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会社案内・IRページ・経営者メッセージ | プロ翻訳者による高品質翻訳 |
製品スペック・SNSリンク文 | 機械翻訳+軽微な確認(ポストエディット) |
プレスリリース | 専門分野対応の翻訳会社へ依頼 |
社内報・議事録 | コスト重視の翻訳+簡易チェック |
このように品質・納期・費用・成果などの観点から文書を分類し、外注先や方法を最適化することで、効率も成果も格段に向上します。
プロに聞くという選択肢
「でも、どう見直していいかわからない…」という方も多いでしょう。その場合は、翻訳会社に直接相談するのが最短ルートです。
信頼できる翻訳会社なら、次のような視点で提案してくれます:
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業界トレンドや技術の最新動向に即した改善案
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翻訳対象・目的に応じたサービス設計
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顧客本位で考える提案姿勢
複数社に正直な悩みをぶつけてみれば、今の翻訳体制を改善できるヒントがきっと得られるはずです。
翻訳を「戦略的に扱う」会社が成果を出している
外資系ソフトウェア企業やグローバルメーカーなど、「翻訳を頻繁に必要とする」企業ほど「翻訳対応のルールやプロセス」が厳格です。
それらの企業には「翻訳が業務に直結する」という認識がある一方で、日本企業の場合は翻訳の重要性を軽視し、「とりあえず翻訳しておく」「必要だから仕方なくやる」レベルで済ませているケースが多くあります。
しかし国内市場が縮小する中、海外市場は無視できない存在です。社内で時間とコストをかけて作り込んだ日本語コンテンツを海外にしっかり届けるなら、翻訳の対応も「見直す価値のある投資」と言えるはずです。
まとめ:翻訳対応を惰性で続ける前に、今こそ見直しの一歩を
翻訳を頻繁に依頼する立場にあるあなたの会社は、グローバルに目を向ける意識の高い組織です。だからこそ、翻訳外注の方法やパートナー選びを惰性ではなく戦略的に見直すことが、さらなる成果への第一歩となります。
インターブックスでは、翻訳の目的や期待される効果、課題のヒアリングから最適な翻訳方法・ツール活用・人材提案まで、無料でご相談に対応しております。
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