- 2025.05.14更新
- 翻訳外注ノウハウ
初めての翻訳依頼で失敗しないために|外注の基本と判断ポイントを徹底解説

「業務で突然、翻訳が必要になった」。そんなときに戸惑う方は少なくありません。まず最初に判断すべきは、「自分で翻訳するのか、それとも外注するのか?」という選択です。
あなた自身が文書の内容をよく理解していて、なおかつ語学力もあるなら自分で翻訳するのは合理的な選択です。ただし、時間が足りない、精度に不安があるという場合は、他人に依頼する=翻訳を外注することを検討しましょう。
また、近年ではGoogle翻訳やDeepLといった自動翻訳(機械翻訳)ツールの活用も現実的な選択肢になっています。ただし、自動翻訳の結果を鵜呑みにせず、訳文の品質チェック(ポストエディット)は必ず行いましょう。
翻訳の品質をどう担保するか?
翻訳は単なる言語の置き換えではなく、読み手の心に届く「伝わる文章」をつくる作業です。とくにビジネス翻訳では、翻訳の良し悪しが成果に直結します。
自動翻訳はコストが抑えられる一方で、誤訳や訳漏れ、ニュアンスの違いが起こるリスクもあります。また、元の日本語が曖昧だと、自動翻訳の精度も低下します(=プレエディットが必要)。
「自分で翻訳する」か「外注する」か迷ったときは、翻訳の目的(社内用/顧客向けなど)と、期待する品質レベルを明確にして判断しましょう。
外注先の選び方|コスト・品質・納期のバランスをどう見るか?
翻訳を外注する場合、「誰に頼むか」は最も重要なポイントです。現在は以下のような選択肢があります。
外注先の種類 | 特徴 | 向いているケース |
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クラウドソーシング(ランサーズ等) | 最低コスト/品質は人による | コスト重視、用途が限定される場合 |
翻訳専門プラットフォーム(Gengoなど) | 翻訳者の選定済み/中コスト | 一般的なビジネス翻訳に対応したい場合 |
翻訳会社 | 品質・管理体制◎/高コスト | 高品質・重要文書、成果が求められる案件 |
「最高品質かつ最低価格」の翻訳は存在しません。翻訳外注では、コスト・品質・納期の三要素のバランスをどう取るかが重要です。
目的があいまいなまま価格だけで選ぶと、期待外れの訳文が納品され、再発注や手直しが必要になるなど、結果的にコストが膨らむケースも多く見られます。
翻訳で失敗しないためのポイント
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翻訳の目的と読み手を明確にする(例:海外顧客向け/社内共有用 など)
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翻訳に求める品質・納期・コストの優先順位を決める
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実績や対応力を持つ外注先を比較・検討する
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訳文チェックや修正の流れも含めて計画する
翻訳はクリエイティブで評価基準が曖昧な分野です。自社の発信内容を正しく、魅力的に伝えるには、信頼できる外注パートナー選びが鍵となります。
まとめ:初めての翻訳外注は「判断基準」が成功のカギ
初めて翻訳対応を任されたあなたに伝えたいのは、「コストだけで決めてはいけない」ということです。
翻訳は会社の顔にもなり得る重要なコンテンツ。成果を上げるには、次の3点を意識してください。
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翻訳の目的を明確にする(誰に、何を伝えるか)
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コスト・品質・納期のバランスで判断する
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