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2025.07.24更新
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【品質管理課ブログ】現地で見つけた「イギリスらしい」英語

現地で見つけた「イギリスらしい」英語

6月にイギリスへ旅行に行きましたので、現地で印象に残った英語表現をご紹介します。別にイギリス特有ではない、○○でも普通に使われてる、とお思いになるかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください!

印象に残った英語表現

Mind the gap

「(電車とホームの)すきまにご注意ください」という意味で、主にロンドンの地下鉄で使われます。

有名なフレーズなのであえて取り上げるほどではないかもとも思ったのですが、mindをこのように「注意する」という意味で使う用法はアメリカでは見られず、イギリス特有です。

アメリカでは代わりにwatchをよく使います。

See it, say it, sorted

意味は「見たら、伝えて、解決」、つまり不審物を見つけたら駅員に報告してねということです。

最初に聞いたときはこのsortedの意味が分からず、「分類する」という意味から連想して「片づける」ってことかな?などと考えたのですが、イギリス英語でcompletedとかsolvedという意味でよく使われるようです。

たった5単語で徹底的に韻を踏んだ非常にキャッチーなフレーズで、地下鉄とNational Rail(長距離列車)で耳にタコができるほど聞いたのですが、テレビやラジオでもたくさん流れるそうです。

あんまり見聞きするのでイギリス国内で大変有名になり、ネットミームになったり、新たな派生コピーがたくさん生まれたりしているそうです。

Sorry

学校では「英語で『すみません』と言いたいときはSorryじゃなくてExcuse meと言う」なんて教わったような気がするのですが、イギリスだと日本語の「すみません」と同じノリでSorryとよく言われました。

Excuse meも使われていましたが、Sorryの方が圧倒的に多かったです。

Hiya!またはAlright?

会話の始まりのあいさつです。HiとかHow are you?と同じ使い方だと思いますが、こちらはあまり聞きませんでした。

カフェの店員さんなどが「Hiya! What can I get for you?(こんにちは!ご注文は?)」と言っていました。感覚的には半分くらいハイヤ!で、あとはAlright?やGood morning!とかでしょうか。

E floor

イギリスでは1階がGround floor、2階がFirst floorというのは知っていたのですが、Ground floorとFirst floorのあいだにE floorがあるホテルに泊まりました。

調べたところEはEntresolの頭文字で、GroundとFirstのあいだ、つまり中二階ということだそうです。おかげでFirst floorにあるはずの自分の部屋を探してE floorをさまよってしまいました・・・

Wee

little(小さい)という意味で、スコットランドまたはアイルランドで使われる英語です。スコットランドでお店の名前としてよく使われていました。

店員さんとのコミュニケーションでは聞かなかったように思いますが、スコットランドアクセントに慣れていないせいで聞き逃しただけかもしれません。

調べてみると、小さくなくてもなんでもweeと言うそうです。a wee cup of teaとか、What’s your wee email address? とか。ちょっとかわいいですね。カタカナにすると酔っ払いになってしまいますが・・・

Lovely

これは番外編ですが、個人的にイギリス英語といえばlovelyという印象があり、わたしはこの旅行のあいだにlovelyをうまい感じに使うというのをミッションにしていました。

普段英語で話す機会はないので実践ではなかなかとっさに出てこず、最終日の朝になってやっと、ホテルのお兄さんにHave a lovely day!と言うことができました。

最後に さまざまなアクセントが話されるイギリス

イギリスの街中では、ロンドン、RP(上流階級で話されるアクセント)、インド、スコットランド、そのほかにも判別できませんが様々なアクセントの英語を耳にしました。

世界中で植民地支配を行っていた過去、移民の多さ、階級制度、そもそも4つの国が集まってできていることなど、現地で身をもって実感しました。

日本にも外国の方はたくさんいますが、マジョリティはいわゆる「日本人」なので、自分とは顔立ちの違う方にどのように接していいかわからないと感じる人も多いのではないかと思います。

イギリスではそのような緊張感はまったく感じず、様々な顔立ちやアクセントの人がいるのが当たり前で、自分はその中のただ1人にすぎないという雰囲気を感じました。

居心地の悪い思いはしませんでしたし、こちらが困っているのを見ると快く助けてくれました。(まあ、観光地だからなのかもしれませんが)。

昨今の日本旅行ブームで、観光客らしい方々を見かけることがぐんと増えました。わたしがイギリスで助けてもらったように、慣れない土地で困っていそうな方を積極的に助けてあげたいなと思います。

また、翻訳に携わるものとして、これからも様々な英語表現をキャッチできるようアンテナを張り、その違いや使われ方をよく観察して仕事にも活かしていきたいと思います。

 

書いた人

 

品質管理課メンバー:よつば

英文学科を卒業してITエンジニアになったあと、チェッカーとして翻訳業界に足を踏み入れました。観光やマーケティング系を中心にいろいろ担当します。猫や犬のしまい忘れた舌をこよなく愛するインドア派。苦手なものは人混み、夏、マヨネーズ、ピーマン。好きなものは散歩、ひとり遊び、寒い日に熱いお茶と一緒にアイスを食べること。

 

 

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